家づくりは何から始める?気をつけたいポイントも詳しく解説

家づくりは何から始める?気をつけたいポイントも詳しく解説
家づくりは何から始めるのか
ポイントを交えて紹介していきます。
家づくりは一生の買い物。
だからこそ、念願のマイホームってワクワクする以上に不安もありませんか?
家づくりは色々な悩みが尽きません…。
例えば…
・どんな家にしたらいいか分からない
・自分の年収で本当に建てられるかな
・土地を購入するかどうかの見極めがつかない
・どの会社に頼めば上手くいくか不安
・みんなはどのくらいの期間で家を建てるか気になる
家を建てるとき、このような悩みを抱えている方は非常に多いです。
本記事では、そんな悩みを解決しどんな人でも充分なマイホーム知識を知ることができます。
理想のマイホームにするためにも、家づくりは何から始めるのか気をつけたいポイントも詳しく解説していきますので、確認していただければと思います。
家づくりは何から始めるべき?
家づくりは何から始めるべきなのか?
家づくりでは以下3つのポイントを考えることで、悩みを解決することが出来ます。
①資金計画
②土地・間取り
③業者選定
最初につまずかないために大切なのが情報収集です。
しかし、3年以内に注文住宅を購入した人のほとんどが、家づくりを思い立って始めたのは「住宅展示場にとりあえず行った」という方が多いようです。
資金や予算の決定
まず、「借りられる金額」ではなく「返せる金額」を考えましょう。これが資金や予算を考えるための始めにやるべきことになります。
金融機関が住宅ローンを貸し出す際の基準は、現在の年収です。しかし、同じ年収でも人それぞれ使い方は違うのではないでしょうか。これからの家族の生活を考えて、自分たちが無理なく返済できる借入額を決めていくのがおすすめ。
自己資金としていくらまでなら準備できるかを考え、新生活を始めるための余裕を残した状態で計画を立てることが大切です。
土地探し
情報の段階で「これ!」と思う候補を絞り込んでから見に行くことで土地探しは始まります。
しかし、100%満足の土地はなかなかありません。「70%満たしていれば買い」くらいの気持ちだと土地探しはスムーズに終わるかもしれません。
また、土地の見極めは建築のプロに依頼すると安心です。候補地が見つかったら、検討している住宅会社のプロ目線で土地を見てもらうと不安が少なくなるでしょう。
土地によっては、
・隣の塀/自宅の塀が崩れる可能性
・敷地内にライフラインが整備されていない
・残地物の処理
・道路との高低差によって荷揚げ費や荷下げ費がかかる
・路地状敷地が長いと割増に
・地下車庫の上に建築は要注意
といった注意すべきことをプロが教えてくれます。
業者の選定
業者選びはパートナー選びとも言えます。マイホームプランは、その場限りで終わりではありません。
長く快適に暮らすためには定期的なメンテナンスも必要。建てた住宅会社とは、この先長い付き合いになると考えましょう。
・予想を上回る提案をしてくれるか?
・メリット・デメリットも隠さず教えてくれるか?
・丁寧な仕事をしてくれるか?
・どんなことでも気軽に相談できるか?
この4つを基準にして業者選びをすると失敗が少なくなります。
後悔しない家づくりの一番のポイントは、「取返しのつかない後悔を避けること」です。
そのためには、経験者の後悔ポイントをたくさん見て、「この後悔だけは絶対避けたい」と思ったことをメモしておきましょう。
間取りの決定
まずは、要望を思いつくままノートに書き出してみるところから始めましょう。この際に、できるだけ細かくたくさん要望を出すことが大切です。
要望が思いつかなければ、今の住まいに対する不満でも構いません。
言葉でまとめるだけでなく、自分たちの好きなイメージに近い写真を雑誌やSNSから撮影してスマホに保存しておきましょう。
いつでもイメージを伝えられるので、打ち合わせの時にも便利です。
家づくりを始めるポイント
家づくりを始めるポイントを解説していきます。
・土地探し
・業者選び
・間取り
この3つが原因で、スムーズに家づくりが進められなかった人がたくさんいます。
ポイントを絞ってみたので把握していきましょう。
土地探し
土地を購入して新築する方の多くが「まず土地探し」と言われますが、住宅会社の検討と土地探しは必ず同時進行で行うべきです。
その理由のひとつに、住宅ローンが挙げられます。住宅ローンは、住宅を建てることに対しての融資なので土地だけで組むことは出来ません。また、住宅ローンで土地と建物を購入する場合には住宅会社との契約書が必要となります。
土地を購入する時点で
・「住宅会社を決めておかなきゃ」
・「急いで会社を決めなきゃ」
と焦ることになるので要注意。大半の方が現金一括でマイホームを購入することは無いと思うので頭に入れておきましょう。
業者選び
家づくりで失敗しないためには、ハウスメーカーや工務店、建築士のそれぞれの業者の違いについて知っておきましょう。
自分たちに合った業者を見つけることが、家づくり成功への近道です。
まず、ハウスメーカーの特徴としては、あらかじめ決められた規格の中から選ぶことになるので、工期を短く抑えられ人件費も節約できる点が挙げられます。
一方で、規格外の家づくりをしたい場合には、費用が高くなってしまう傾向が見られます。
プランにない住宅を考えている場合には、ハウスメーカー以外の選択も検討してみるのもおすすめです。
続いて、工務店の特徴は木造建築を得意とするなど、独自の技術を持っていることです。
地域密着型の小規模の工務店が多い分、何か不具合が生じてもスピーディーに対応してもらえるケースが多いのも嬉しいポイント。
一方で、木造住宅の場合は部材価格が市場に影響されやすく費用が大きく変わってしまうことがあります。
ウッドショックの影響もあるためなのか、最近は納期の遅れや構造材の値上がりといった事象も起こっているようです。実際に工務店へ依頼する際には気をつけてください。
最後に、建築士へ依頼する場合は、希望を反映したオリジナルの家を建てられるのが特徴です。
理想どおりの家を建てられる半面、建築費用が高くなる傾向にある点を注意しておきましょう。
どこに依頼をするかは、施工実績や担当者の人柄などをきちんと見極める必要があります。
特定の工法や規格をすすめてくるだけではなく、中立性の高い立場から専門家としてのアドバイスを伝えてくれるところがおすすめです。
また、費用の内訳などの根拠を明示して、どのような条件の場合に追加の費用が必要となるのかをしっかり伝えてくれる業者を選びましょう。
間取りで気をつけるポイント
間取りについて考えるときには、「この空間は何に使うのかな?」と一旦考えてみることが大切です。
よくある失敗例としては、
「収納スペースが足りない」
「老後に住みづらい家になった」
「プライベートスペースが足りない」
「料理のニオイがリビングに充満」
「外から丸見えでくつろげない」
などが挙げられます。
また、窓やドアの位置、向きなどに問題がないかを確認することも大切です。一度作ってしまった家をリフォームするとなると、余計にお金がかかってしまいます。
・防犯面や日当たり
・生活導線
・今後の家族構成
・家電や家具の配置
・音や匂いの伝わり
などを考慮して、部屋の間取りを考えてみましょう。
家づくりにかかるおおよその期間
どこに依頼をするかによっても変わりますが、計画を立てて実際に入居するまで6~10ヶ月程度は見ておく必要があります。
ハウスメーカーや工務店の場合は6~9ヶ月程度、設計士の場合は10ヶ月程度のスケジュール感を持っておくと良いでしょう。
特に最初の手順である予算決めをしっかりと練っておくことが重要です。
予算の上限額が曖昧だと、後から計画を変更したくなりスケジュールにズレが生じやすくもなります。
家づくりでは多くの事柄を決めていかなければならないからこそ、予算に関する計画をしっかり立てておくことがスムーズに進めるためのカギとなります。
まとめ
何度も家を建てるということはないので「家づくり」がわからないことなのは当然です。
しかし、何から始めるかも分からないまま、誰かの情報を全て鵜呑みにするままではいけません。マイホームが出来た後、不満が出やすいので要注意と言えるでしょう。
・返せる金額を考える資金計画
・優先順位づけをした土地・間取り
・自分たちのニーズにあった業者選定
この3つの情報収集を家族で行うことがとても重要です。大変ですが、家が完成した時の達成感は、何にも変えがたいものがあります。
分からない事を分からないまま進めてしまうことが一番危険です。しっかり調べて楽しい家づくりライフを送るようにしましょう。