20代でマイホームを建てる時の頭金相場は?意識したいポイントも詳しく解説

マイホームの購入は一生に一度の大切なお買い物であり、人生の一大イベントであるといえます。 いつかはマイホームを持ちたいと考えていても、最適なタイミングの判断は難しいものです。

 

初めて注文住宅を購入する方の割合は、30代が一番多いのですが、低金利で住宅ローンを借りられる状況が続いており、20代でマイホームを購入される方も少なくありません。

 

中には、20代でマイホームを建てることに、不安を覚える人もいるかもしれません。 そこで今回は、20代でマイホームを建てるメリット・デメリットや、頭金などお金にまつわる知っておきたいポイントを解説していきます。

 

自分たちのライフプランに合ったマイホーム作りを目指しましょう。

 

目次

20代でマイホームを建てる時の頭金相場

 

一般的に、住宅購入費用は頭金と住宅ローン借入金でまかないます。

マイホームを購入するタイミングとして、「頭金がいくら貯まったら」と考える人が多いのではないでしょうか。頭金の目安は、購入費用の1割~2割といわれており、土地建物合わせて3000万円の場合は、300万円~600万円となります。

 

この金額を聞くと、「マイホームはまだまだ先の話か」と肩を落とす人が多いかもしれません。

 

しかし、頭金が無くてもマイホームを建てることは可能です。頭金が無い場合、住宅ローンの借入金額が増えることはデメリットですが、20代の内にマイホームを建てることのメリットと比較して、検討してみましょう。

 

頭金もタイミングを決める基準の一つですが、家計の中で住宅に回せるお金を計算して考えることで、より最適なタイミングを決めることができます。

 

■20代でマイホームを建てる時に必要な頭金以外の費用

 

ここでは、20代でマイホームを建てる時に必要な頭金以外の費用を解説します。

 

20代でマイホームを建てるケースでは、頭金なしも珍しくありません。しかし、注意すべき点は、「頭金なしで建てる=貯金なしで建てる」ではないということです。 住宅ローンに組み込めない諸費用もあり、各種条件は金融機関によって異なりますので、事前に確認する必要があります。

 

・マイホーム購入取得時にかかる費用

・ローンの契約時に掛かる費用

・マイホームに関する税金

 

上記3点の頭金以外の諸費用について、詳しく解説していきます。

 

・マイホーム購入取得時にかかる費用

 

住宅請負契約時の契約金及び印紙税
土地購入の手付及び仲介手数料
登記手数料
引越し費用及び家具家電購入費用

どんな家を、どんな条件で建てるか決まった後は、工事請負契約を結びます。

 

契約時に、契約金と印紙税の支払いをするのですが、契約金は現金での支払いが一般的です。金額は契約金の10%を想定しておきましょう。

 

同様に、土地を購入する場合、手付金や仲介手数料が発生します。 融資実行のタイミングは引き渡しの時となりますので、資金計画を立てる際に、きちんと相談しておきましょう。

 

その他にも、引越し費用や家具家電の購入費用も必要となります。

 

・ローンの契約時に掛かる費用

 

融資手数料及びローン保証料
火災・地震保険料
印紙税及び登記費用

融資手数料やローン保証料は、金融機関により条件が異なりますので、きちんと確認しておきましょう。

 

通常、住宅ローンの融資実行は引き渡し時に行われます。住宅の着手金や中間金を現金で支払うことは難しいので、つなぎ融資を受けることになります。住宅ローンとは別に手数料と金利が発生するので、注意が必要です。

 

融資の分割実行をしてくれる金融機関もありますので、資金計画を立てる際にあわせて相談することをおすすめします。

 

・マイホームに関する税金

 

不動産取得税
固定資産税
都市計画税

不動産取得税は、土地の取得や建物の建築したときにかかる税金であり、支払いは取得した翌年に一度だけ課税されます。

 

また、土地建物それぞれに軽減措置があり、要件を満たせば税額がゼロになるケースもありますので、きちんと確認しておきましょう。

 

固定資産税と都市計画税は、不動産を所有している限り、毎年課税されます。都市計画税については、市街化区域の不動産だけに課税されますので、土地購入の際に、用途地域を確認しておきましょう。

 

20代でマイホームを建てるメリット

 

資金面で不利な20代ですが、若いうちにマイホームを建てるメリットはいくつかあります。

 

・メリット1.余裕を持ったローン返済が可能

・メリット2.どっしり落ち着いた暮らしができる

・メリット3.不動産を早めに手に入れられる

 

順番に解説していきますので、自分のライフプランを考えながら見ていきましょう。

 

・メリット1.余裕を持ったローン返済が可能

 

20代の早い時期に住宅ローンを組むことで、余裕を持って長い返済期間を設定できます。

 

例えば、25歳で支払いを開始した場合、60歳の時点でローン完済となり、老後の生活資金準備にもゆとりが持てるというものです。

 

また、年齢とともに収入が上がれば、繰り上げ返済も可能となります。繰り上げ返済を利用することで、家計に合った返済方法を選べることもメリットといえます。

 

・メリット2.どっしり落ち着いた暮らしができる

 

20代でマイホームを建てることで、落ち着いた生活ができる点もメリットです。

 

賃貸住宅とは違った、自分たちだけの家は良いものです。家族の存在はもちろんですが、持ち家の存在がより生活に張りを持たせます。

 

また、自分たちのライフスタイル合った家は、子供を自由に遊ばせたり、夫婦それぞれの趣味を楽しんだりと、快適な空間を提供します。

・メリット3.不動産を早めに手に入れられる

 

20代でマイホームを建てると、ローンの支払いさえ済めば、早い時期にマイホームを「不動産」として財産にできます。

賃貸住宅はいくら家賃を払っても、自分たちの家にはなりません。家賃を払うくらいなら、住宅ローンを払う方がよいと考える人も多いのではないでしょうか。

 

一概に、家賃と住宅ローンの金額だけを比べてはいけませんが、自分のための家にお金をかけたいと思うのが人情です。 若いうちからローンの支払いを始めるほど、自分の家を早く手に入れることができるのです。

 

20代でマイホームを建てるデメリット

 

一方で、20代でマイホームを建てるデメリットも存在します。

 

人それぞれに考え方は違いますが、共通点の多いものを紹介します。

 

・デメリット1.将来的な不確定要素が多い

・デメリット2.借入可能額が想定より低いことも

 

メリットと比べながら、自分たちのライフプランを考えていきましょう。

 

・デメリット1.将来的な不確定要素が多い

 

20代でマイホームを建てる一番のデメリットは、将来の不確定要素が多い点です。

 

20代に限らず、30代以上にも共通する内容ではありますが、年代が若いほど影響が出やすいといえるでしょう。転勤や離婚など予期せぬ事態が発生する可能性もありますし、生活や家族構成に対する考え方の変化もあるかもしれません。

 

それらを気にしすぎていては何もできませんが、仕事のことを含め、家族であらゆる話し合いをすることが大切です。

 

・デメリット2.借入可能額が想定より低いことも

 

20代でマイホームを建てる際に、住宅ローンを支払うための借入可能額が想定より低いケースがあります。

 

住宅ローンの借入可能額は、基本的に年収で決まります。年齢が低い内は、年収も少ないため、どうしても借入可能額も低くなってしまいます。予算は重要なポイントですから、希望のマイホーム作りができない可能性もあります。

 

そんな時は、自分たちの理想の暮らしを想像してみましょう。限られた条件の中で、優先順位を決めて選ぶことも、マイホーム作りの醍醐味といえるでしょう。

 

20代でマイホームを建てる時に意識すべきこと

 

20代でマイホームを建てる際に意識すべき点を解説していきます。

 

マイホームの購入は大きなお買い物となりますので、失敗や後悔はしたくないものです。20代でマイホームを建てるメリット・デメリットのほかに、注意すべきポイントを2つ紹介します。

 

・返済計画は入念に

・マイホームの妥協点を決めておく

 

これらの点を意識して、理想の暮らしを考え、マイホーム作りの計画を進めていきましょう。

 

・返済計画は入念に

20代でマイホームを建てる際には、返済計画を入念に行いましょう。

 

毎月の支払いに苦労する状況では、本当に快適な暮らしとはいえません。自分たちのライフプランをきちんと相談したうえで、返済計画を準備することが大切です。

 

世帯年収をもとに、住宅ローンを組む場合は注意する必要があります。出産や育児で仕事を離れた時に、生活に無理のない支払い計画でなければいけません。

 

また、転勤や親の介護など、予期せぬ事態が起きる可能性も考えておきましょう。20代でマイホームを建てる場合、将来の不確定要素に対する心構えを持つことが大切なのです。

 

・マイホームの妥協点を決めておく

 

20代でマイホームを建てる際には、妥協点を決めておきましょう。

 

マイホームを建てる際に、多くの方が予算に頭を悩まされます。

 

一般的に、20代の若い内は借入可能金額が低い傾向にありますので、より予算の制約を受けやすいといえます。 だからこそ、当初の希望通りにいかない場合を想定して、妥協できる点とできない点を決めておくことが大切です。理想の暮らしを思い浮かべて、優先順位を決めていきましょう。

 

それでも判断に迷う場合は、専門家に相談することをおすすめします。自分で考えることは大事ですが、多くの家作りに携わってきた専門家の意見は貴重なものです。

 

相談する中で、思いもよらない潜在的な要望が見つかることもあります。

 

まとめ

 

マイホームを建てるうえで、頭金を準備した方がよいのは確かです。 しかし、頭金が無いからといって、マイホーム購入を先延ばしにする必要はありません。

 

20代で住宅ローンを組むメリットとデメリットを比較し、家計の中で、住宅に回せるお金を計算してみましょう。自分たちのライフプランの中で、家を建てる最適なタイミングが見つかるはずです。 そのタイミングが20代であれば、年齢を理由に迷う必要はありません。

 

スズホームでは、コミコミ1780万円(税込み)でゼロから設計できる注文住宅を提案しております。パターンの間取りはありませんので、ご希望やライフプランを相談しながら、理想のマイホームをご一緒に作っていきましょう。

 

もちろん、資金計画や土地探しのお手伝いもお任せください。どんなに些細なお悩みにもお客様に寄り添って提案させていただきます。 20代でマイホームをお考えの方は、お気軽にモデルハウスへ足をお運びくださいませ。

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