家の買い方ってどうするの?契約や手順、購入方法を解説

「家の買い方ってどうするの?」
「契約や手順、購入方法を教えて」
そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか?
マイホームの購入を検討している人の多くが、賃貸契約はしたことあるけれど実際に家を買ったことがあるという人は少ないもの。
今回は、住宅購入の手順や注意して欲しいポイントなどを紹介していきます。
家を買うタイミングや、住宅購入にかかる費用なども併せて確認していきましょう。
家の買い方を解説-初めて家を買う前に確認するポイント-
初めて家を購入する人は、購入前にいくつか確認しておかなければならないポイントがあります。
・平均年齢や家族構成
・平均年収
・購入資金
それぞれ確認していきましょう。
平均年齢・家族構成は?
初めて住宅を購入する人の平均年齢は、注文住宅や分譲住宅など住宅の種類に限らず30代~40代が最も多いという統計が出ています。
1世帯当たりの家族構成は、多くの場合3~4人で暮らしているところがほとんどでした。
ただし、中古マンションや中古の戸建に関しては2人が多い傾向にあります。
60代以降の高齢者が住んでいる世帯の割合は約2割で、総合的に住宅購入は30代前後で決断をしていることが分かりました。
平均年収は?
購入する物件の値段にもよりますが、住宅の種類ごとに平均年収を表にしてまとめてみました。
住宅の種類 | 平均年収 |
注文住宅(全国) | 705万円 |
注文住宅(三大都市圏) | 779万円 |
分譲戸建住宅 | 738万円 |
分譲マンション | 840万円 |
中古戸建住宅 | 671万円 |
中古マンション | 715万円 |
民間賃貸住宅 | 508万円 |
リフォーム住宅 | 657万円 |
表全体の平均年収は660~780万円ですが、そこまで年収が高くないという人は中古戸建や中古マンションの購入がおすすめ。
世帯収入の平均が400~600万円といわれているので、実現不可能な金額ではないことが分かります。
購入資金は?
新築または中古を購入するかで、大きく資金に差が出ます。
新築購入の場合だいたい3,900万円~4,500万円で、中古だと2,600万円前後だといわれています。
どちらも自己資金に差はなく、6~7割の住宅ローンを組んで購入しています。
家を買うタイミングはいつがいいの?
では、実際に家を買うタイミングはどこなのか。
・結婚して資金把握ができた時
・出産した時
・子どもが入園、または入学をした時
・定年を迎えて子どもの手がかからなくなった時
明確な正解はないものの、大きなきっかけがあった際に購入する方が多いです。
結婚して資金把握ができた時
一般的に将来を見据えた時点で資金を把握する傾向にあることから、結婚後に物件購入を検討し始める人は非常に多いです。
物件は現段階の状況だけで判断をして購入してしまうと、ライフスタイルの変化によって生活しづらくなる可能性が考えられます。
結婚直後だけでなく、出産や育児に自分が定年を迎えた時などなるべく具体的にイメージしておきましょう。
出産した時
最も家を購入するタイミングで多いのが妊娠や出産時。
子供の成長に合わせて生活空間を変えられるように、自宅周辺の安全面なども考慮したいところです。
子どもが入園、または入学をした時
出産時期に合わせて家を買う人は多いですが、子供がある程度成長して入園または入学をしたタイミングで家を買う人も少なくありません。
何人子供がほしいのか?といった家庭の事情も考えながら家の買い方を考えましょう。
定年を迎えて子どもの手がかからなくなった時
長期の住宅ローンを組むのは難しいですが、これまでの貯蓄や退職金などを合わせれば定年後でも家は買えます。
実際に近年では、定年を迎えて子どもの手がかからなくなったタイミングで家を買う人が多い傾向にあります。
ただし、老後資金に響く可能性も考えられるので定年後の住宅購入には十分に注意してください。
定年後の年金はいくらもらえて、毎月支出はどのくらいになるのか、計画が大切になってきます。
家の買い方として気をつけるポイント
家の買い方として気をつけるポイントを解説していきます。
ポイントは大きく分けて5つ。
・住まいとして購入するならマンションと一戸建てどちらが良いのか
・新築物件と中古物件それぞれの特徴
・将来のライフプランを見据える
・不動産業者の甘い言葉に惑わされない
・できるだけ多く自己資金は用意しておく
それぞれ確認していきましょう。
住まいとして購入するならマンションと一戸建てどちらが良いのか
購入住宅の種類は豊富ですが、住むとなるとマンションと一戸建てどちらが良いのか。
どちらかを比較する上で重要なポイントは2つ。
・金銭面
・生活面
家を買うという目標だけでもお金回りはとても大切なことです。
物件の購入資金や維持費、さらには固定資産税を含む税金回りなどさまざまです。
マンションと一戸建てでかかる金銭問題は、以下の通り。
金銭問題 | マンション | 一戸建て |
購入資金 | 一戸建てよりやや安い | マンションよりやや高い |
維持費 | 維持管理の手間は少ないものの、それなりに費用がかかる | 月々の出費はないものの、定期的なメンテナンスや計画的な貯蓄は必要。 |
駐車代 | 敷地内でも別途駐車代はかかる | 敷地内なら駐車代はかからない |
税金 | 固定資産税が発生し、高くなる傾向にある | 固定資産税が発生するも、安くなる傾向にある |
表だけを見るとマンションの方が金銭問題が大きく見えますが、維持管理費や修繕費用のことを考えると一戸建ても自己負担になります。
一方で生活面ですが、マンションは利便性が高く一戸建ては自由度が高いといえます。
世帯人数によっても異なるので、自分が優先すべきことは何なのかをじっくりと考えておくことをおすすめします。
新築物件と中古物件それぞれの特徴
純粋に新しいか古いかの違いではありますが、家の周辺環境などいくつか違いが見られます。
新築 | 中古 | |
エリア | ある程度限定される | 割とどこでも見つかる |
周辺環境 | キレイで整っている | 建設当時から変わらない |
コミュニティ | 一から近所の人とコミュニティが築ける | 購入前に雰囲気の見学ができる |
面積 | ファミリー向けの物件が多い | 単身~ファミリー向けまで豊富 |
間取り | 大規模だとバリエーションが豊富 | 新築に比べて少ない |
人によって重要視するポイントは異なるため、自分が優先するものが何かを考えましょう。
将来のライフプランを見据える
住宅は将来のライフプランに合わせて購入することをおすすめします。
・出産
・子供の成長
・定年後など
現在の状況だけで家を買ってしまうと手狭に感じるなど、生活が不便になる可能性も考えられます。
今後も見据えて、1階部分はバリアフリー設計にしたり子供が手を離れたりして夫婦2人になった時のことも考えておく必要があります。
不動産業者の甘い言葉に惑わされない
・人気の物件だからすぐに売れてしまう
・最近出たばかりの掘り出し物件
・増税前に買わないと損
・買えば資産になる
上記のセリフは、悪質なセールスマンがよく使うセールストークだといわれています。
不動産側は1秒でも早く売りたいため、買い手側を急かすような言葉を言って惑わしてくるケースがまれにあります。
確かに条件の良い物件や、増税して値段が上がるくらいなら買ってしまった方がお得です。
買えば資産になりますが、それは住宅ローンを完済した時です。
やむを得ず住宅ローンがまだ残っている状態で売却する可能性も考えられますので、そうなると負債になる場合もあります。
不動産業者の雰囲気に飲まれないように購入を検討する必要があります。
できるだけ多く自己資金は用意しておく
購入をスムーズに進めるためでもありますが、頭金なしでの購入は今後に響きます。
もちろん頭金なしでも家は買えますが、将来的にかなり苦労することを覚えておいてください。
自分の中でいつまでに家を買いたいなどの目標がある人は、できるだけその期限までに多くの自己資金を用意しておきましょう。
家の買い方の契約手順-購入までの流れ-
家を買うということは住宅ローンの手続きを行わなければなりません。
これまでも紹介してきた通り、家を買うには多額の資金が必要です。
ローンを一括で精算する人は少ないので、大きく分けて3つの手順にて返済していくのが基本となります。
手順1:金融機関に住宅ローンの相談をする
まずは金融機関に、住宅ローンの条件確認なども含めて相談しましょう。
相談する金融機関によって金利などが異なるので、複数の金融機関に相談するのが賢明です。
・金利
・返済期間
・ローンへの加入条件
・月々の返済額など
後々後悔しないためにも、条件などは比較しておきましょう。
手順2:借入の申込と本審査を受ける
住宅ローンの相談をし、実際にローンを組むことが決まったら事前審査の申し込みを行います。
事前審査通過後、正式に借入申し込みをしてから本審査へと移行。
本審査には1週間ほどかかるといわれており、必要な書類は各金融機関によって異なるため申し込み前に1度確認しましょう。
本審査は借入状況や支払い滞納の有無など事前審査より細かくチェックされるので、必ずしも通過するとは限りません。
手順3:住宅ローンの契約をする
本審査通過後、いよいよ住宅ローンの契約を行います。
本審査では単に融資を受ける資格を得ただけなので、契約締結までしっかりと行いましょう。
・印紙税
・保証料
・手数料
契約締結時に上記3つの費用がかかり、その中でも印紙代は借入の金額によって変動するので注意してください。
契約する金融機関によっては保証料や手数料も変動する場合があるのでこちらも確認は必要です。
まとめ
家の買い方や注意すべきポイントなどをいくつか紹介してきました。
住宅は間取りやその他条件によって購入金額に差が出るので、自分が納得した上で購入しましょう。
また、関西エリアで注文住宅の建築を考えている人は『THE HOUSE』に是非御相談ください。
THE HOUSEは、高性能にこだわった住宅建築プランを提供しています。
細部までこだわった理想の住まいを模索し、自分にとって最適な家を購入しましょう。