以前、土地探しについて「ここに建てよう」と決めるまでのお話を書かせていただきました。
(※前回の記事はこちら)
今回はその続きとして、実際に家を建ててみて感じたことや、我が家の家づくりについてお話ししたいと思います。
無事に家も完成し、引っ越して約1ヶ月。
まだまだ荷物を片付けながらの生活ですが、少しずつ新しい暮らしにも慣れてきました。
普段は事務として、お客様の家づくりに携わっていますが、今回は一人の施主として、実際に家を建てて感じたことをお伝えできればと思います!
「SNSの憧れ」と「我が家のリアルな暮らし」
SNSを見れば、素敵なお家や憧れの暮らしの投稿がたくさんあって、
「こんな家にしたいな」と夢が膨らむこともたくさんありました。
でも、いざ自分たちの家づくりとして考えてみると、
「素敵だけど、これって我が家に本当に必要なのかな?」
「実際に暮らし始めたら、ちゃんと使うのかな?」
と、立ち止まって考えることも増えていきました。
そこで大切にしたのが、流行や憧れをそのまま取り入れるのではなく、自分たちの暮らしに合うものを選ぶこと。
同じ家づくりでも、家族構成や生活スタイルによって、必要なものは本当に違うと思います。
SNSで「いいな」と思った間取りや設備も、自分たちの暮らしに置き換えて考えてみると、「我が家にはなくても大丈夫かもしれない」と思うものが意外とありました。
「あると素敵」なのか、それとも「我が家にとって本当に必要」なのか。
そんなふうに一つひとつ考えながら選んでいくことで、憧れをそのまま詰め込むのではなく、自分たちが本当に大切にしたい部分にこだわることができたように思います。
できる限りシンプルに。「ノイズ」を減らすこだわり
私が家づくりで特に意識したのが、毎日の暮らしの中で何気なく目に入る線や凹凸など、視覚的な「ノイズ」をできるだけ減らし、すっきりとした空間にすることでした。
その中でも、特にこだわったことが2つあります。
1.建具などの取っ手をなくす「取っ手レス」
日々の生活で、取っ手に腰をぶつけた回数は数知れず……(笑)
すっきりとした見た目が好きだったのはもちろんですが、出っ張りがなくなることで掃除もしやすく、子どもがぶつかる心配も減りました。
2.巾木や見切り、扉枠などの存在感を極力なくす
もうひとつこだわったのが、巾木や見切り、扉枠など、細かな部材のラインをできるだけすっきりさせること。
一つひとつは小さな部分ですが、こうしたラインを整えるだけでも、空間全体の印象が変わるところが個人的には好きでした。
細かなところまで自分の好みに合わせていくことで、シンプルな空間になったように思います。
2つのお気に入り
昔から「木の質感」や「手仕事」のある雰囲気が好きで、その「好き」を素直に取り入れたのが、玄関の塗り壁と床(挽板)でした。
玄関の塗り壁

玄関を入って正面に見える壁だけ、塗り壁にしました。
家の中に入って最初に目に入る場所だからこそ、ここだけ少し素材感のある仕上げに。
シンプルな空間の中に、塗り壁ならではの質感が加わることで、ほどよいアクセントになったかなと思います。
床(挽板)

もうひとつのお気に入りが、床の「挽板」です。
挽板にするかどうかは、最後まで迷った部分でしたが、自分の好みや実際に暮らしたときのことを考えて
リビングダイニングと玄関に採用しました。
暮らし始めた今では、木の質感や温もりを感じるたびに、「挽板にしてよかったな」と感じています。
家づくりの打ち合わせ中に「これが好き」と思って選んだものが、実際に暮らし始めてからも変わらず好きだと思える。それは、家づくりを終えた今だからこそ感じられる、嬉しいことのひとつです。
“自分たちらしい家”につながる選択
家づくりでは、「何を取り入れるか」と同じくらい、「何を作らないか」を考えることも大切なのかもしれないと、実際に暮らし始めて感じています。
情報がたくさんある今だからこそ、周りに流されず、自分たちにとって必要なものや「好き」をじっくり選ぶこと。
「みんなが採用しているから」ではなく、「我が家には必要だから」「これが好きだから」。
そんなふうに選んでいったものが、結果的に「自分たちらしい家」につながっていくのかなと思います。
引っ越して、まだ1ヶ月。
これから実際に暮らしていく中で見つける「ここにしてよかったな」や、新たな発見も、またブログで少しずつご紹介できればと思います!




